今日紹介するのは、4年前に宿泊した京都にある、とある旅館です。
以前メインブログの方でもちらっと書いたのだが、4年前に京都に宿泊したときは、とにかく宿が取れなくて大変でした。最近のホテル建設ラッシュで若干稼働率は下がっているようだが、一時は、あのアパホテルで1泊3万円したとかしないとか・・
いろいろ宿を探してどこも空いてなかったのだけど、唯一空いていた旅館で、値段も安かったので宿泊することにしたのですが、想像を絶するくらいに年季の入った建物で、非常に思い出深い旅館です。
能書きはこの程度にして、以下写真を紹介します。
建物の外観。外観は古びてはいるものの、京都の小料理屋っぽく、小粋な感じの建物だった。2階部分がまあまあ高さがあるので、明治後期から大正あたりの建築ではないかと思われる。
旅館の名前は写真の通りで、現在も営業しているのではないかと思う。
狭い玄関に靴を置いて、管理人とおぼしき女性の方に部屋を案内された。
自分が泊まったときは、素泊まりだったような気がする。うろ覚えであれだが、門限があったような気がした。
廊下は見ての通り狭い。
階段はこんな感じ。使い込んだ感じが味わい深い。
以前四万温泉積善館に泊まったときもめちゃくちゃレトロな建物だったが、それに匹敵する年季の入りようだった。
2階の廊下の様子。ふすまの奥に部屋があった。4部屋くらいあったかもしれない。
部屋のようすはこんな感じ。
広さは6畳で、窓側に板間がある。板間のところにソファが置いてあるのが昔ながらの旅館といったところである。テレビは当然ブラウン管。布団はせんべい布団。冷蔵庫はなかったような気がする。
とりあえずコンセントはあるので、スマホ等の充電は問題ない。
ふすまの上には浮世絵?がかけられていた。東海道五十三次?
さらに枕元には人形が飾られており、粋な計らいである。
次に1階の共用部分を紹介する。
廊下の奥には共用トイレと共用浴場があった(はず)。
トイレの様子。部屋にはトイレがないのでこのトイレを使用する。とりあえず洋式だった。
なお水を流すときは上にあるタンクのひもを引っ張って流す。
洗面所。ここも年季が入っているが、薄汚い感じはなく、こぎれいだった。
ガラス戸も昔ながらのものを使っている。
京都の町家らしく、坪庭まであった。
古い町家を現代風にリノベーションして、旅館やゲストハウスとして利用するケースは非常に多いが、ここのように昔ながらのまま旅館として営業しているケースは最近あまり見かけないと思う。
ここまでのレトロな旅館は今日日なかなかないと思うので、レトロな建物に興味のある人は是非ともチャレンジしてほしいと思います!